投資信託は初心者におすすめ!基礎知識と種類の選び方を知ろう

2019年8月31日 更新 資産運用
投資信託は初心者におすすめ!基礎知識と種類の選び方を知ろう

投資信託とは

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投資信託とは、運用会社が複数の投資家から資金を集め、運用の専門家が出資者の代わりに株式や金融資産などの投資を指示することです。そこで発生した運用成果は、出資した金額に応じて配分されます。

投資信託が初心者におすすめの理由

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投資に自信がない人にこそ投資信託がおすすめの理由は次の4つです。

<投資信託が初心者におすすめの理由>
・少額から投資を始められる
・専門家による運用
・分散投資によるリスク低減
・国内外を問わず投資可能

少額から投資を始められる

投資信託は100円からの出資で始められます。個人で株式投資をする場合は、100株を1単位として売買が求められるなど、まとまったお金が必要ですが、投資信託だとより気軽な出資が可能です。

専門家による運用

投資先の見極めや運用の知識など、金融取引には多くの時間とスキルが必要です。投資信託は、プロによって運用されるため、初心者でも安心して始められます。

分散投資によるリスク低減

投資信託での投資は、複数の商品や銘柄に分散させることが可能です。そのため、値下がりの影響を受けづらく、損失のリスクを軽減できます。

国内外を問わず投資可能

投資信託での投資先は、国内外の株式や債券など、その対象はさまざまです。また、発展途上国の株式なども存在します。

投資信託の種類

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投資信託は対象、地域、決算頻度によって種類が異なります。それぞれの特徴は次の3つです。

<投資信託の種類の分類>
・投資対象
・対象地域
・決算頻度

投資対象

株式や債券など、投資の対象としている金融商品は投資信託によって違います。

対象地域

投資の対象となる地域が国内なのか、もしくはアジアや新興国などグローバルなのか対象は異なります。

決算頻度

決算頻度は年1回の投資信託もあれば、毎月決算されるタイプなどさまざまです。

投資信託の投資対象

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投資信託の投資対象は主に次の通りです。

<投資信託の投資対象>
・株式型
・債券型
・REIT不動産
・バランス型

株式型

企業の活動資金に出資する形で、その企業の株式を受け取ることが可能です。企業が成長することで価値が大きく変動するため、値動きの幅も非常に大きい傾向です。

債券型

国、企業がお金を借りるために発行する証券のことを債券といいます。債券が満期を迎えると、最初に出したお金が戻ってくるので、貸し出しているというイメージが分かりやすいかもしれません。特徴としては、値動きが比較的小さいことが挙げられます。

REIT不動産

不動産投資信託のことを指すREIT(リート)は、集めた資金で不動産に投資して運用を行います。そこで発生した家賃収入が投資家の出資した金額に応じて分配されます。

バランス型

特定の対象に投資せず、幅広い分野に投資することをバランス型といいます。投資対象を複数にすることで、リスクを分散できます。

対象地域

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投資信託の対象地域は主に次の通りです。

<投資信託の対象地域>
・国内
・海外
・分散型

国内

個人投資家の主流ともいえる国内投資信託は、国内の法律に基づいて運営されています。他の種類よりも値動きが把握しやすいことが特徴です。国内投資信託は、借り入れの規制が適用されます。そのため、大きなレバレッジを利かせた運用は難しい傾向です。

海外

投資対象の活動場所が海外の場合は、海外投資信託といいます。海外の中でも先進国と新興国によって特徴は異なり、先進国でのリターンは手堅く、新興国だと大きなリターンが期待できます。

分散型

さまざまな地域の企業などに分散して投資するため、極力リスクを抑えたうえで安定したリターンを期待できます。

決算頻度

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投資信託の決算頻度は、主に次の3つに分類されます。ご自身のライフスタイルに合わせて使い分けましょう。

<投資信託の決算頻度>
・1年決算(年に1回)
・四半期決算/半期決算(年に4回/2回)
・毎月決算(年に12回)

1年決算(年に1回)

決算が年に1回の場合は毎月分配を受け取ることはできません。ただ、運用益が複利で運営され、長期的に見ると、資産の運用効率は良いです。

四半期決算/半期決算(年に4回/2回)

四半期や半期決算は、1年決算や毎月決算の間にあたります。年に2回、もしくは4回は分配金を受け取れます。

毎月決算(年に12回)

決算回数が増えることで運用効率は他の種類よりも低下しますが、分配金を毎月受け取れるため、老後の生活の足しなどにおすすめです。

まとめ

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自分で投資運用を行うためには多くの知識や経験が求められます。その中で収益を上げるにはハードルが高いといえるでしょう。投資信託でも必ずプラスになるわけではありません。しかし、プロによる運用や少額からの投資が可能ですので、初心者でも始めやすい方法ではないでしょうか。投資対象や決済頻度などは、ご自身の気になる分野やライフスタイルに合わせて選択することをおすすめします。