資産運用とは。種類別メリット・デメリット比較で自分に合った投資を

2019年5月27日 更新 資産運用
資産運用とは。種類別メリット・デメリット比較で自分に合った投資を

資産運用とは

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資産運用とは、自身が保有している資産を貯蓄、もしくは投資をして資産を増やすことをいいます。一般的には、企業が提供しているような資産運用サービスを活用することが多いでしょう。

資産運用の種類別メリット比較

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資産運用は、主に次のようなものがあります。
<資産運用の種類>
・銀行預金
・保険
・投資信託
・株式投資
・債券

各資産運用で得られるリターンは次の通りです。

・銀行預金:利息収入
・保険:貯蓄性の高い保険商品で保障だけでなくリターンも得る
・投資信託:投資家がお金を持ち寄り専門家に運用してもらう
・株式投資:上場企業の株を購入し、配当金や売買差益を得る
・債券:国や企業の債券を購入して利息を得る

それぞれについて、詳しくご紹介していきます。

銀行預金

<銀行預金のメリット>
・ペイオフの範囲内とその利息分は元本保証
・銀行が破たんするリスクは低いため安心して預けることができる

銀行預金のメリットは、なんといっても元本が保証されているということで、預けていれば一定の利息を得ることができるので、安心して運用することができるでしょう。また、万が一銀行が破たんした場合でも、1,000万円までの預金は保護されているので安心です。

<銀行預金のデメリット>
・金利が低い

現状、金利はほぼゼロであるため、多少貯金をしたとしても、ほとんど利息が付かないというデメリットがあります。

保険

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<保険のメリット>
・万が一のときに保険金を受け取れる
・貯蓄型の保険の場合、掛け捨てではないので利息や配当金が期待できる

資産運用でありながら、保険なので万が一のときには保険金を受け取れるというメリットがあります。保険商品によって異なりますが、利息が付いたり定期的に配当金がもらえたりするものもあります。

<保険のデメリット>
・インフレリスク
・金利リスク
・為替リスク
・破たん

保険会社そのものが破たんしてしまうリスクだけではなく、投資になるのでインフレリスクや金利リスク、為替リスクなどにより、将来受け取れる金額が少なくなる恐れがあります。

投資信託

<投資信託のメリット>
・知識がなくても始めやすい
・少ない金額から投資が可能

複数の投資家からお金を集めてプロが運用するのが投資信託です。金融機関の中では、かなり少なめの金額から資産運用をすることができる場合もあります。また、投資自体はプロが行うため、自分自身に知識がなくても手軽に始められるというメリットがあるでしょう。

<投資信託のデメリット>
・元本保証ではないため、損をしてしまうリスクがある
・短期間での投資には向かない

分散投資なので、比較的リスクは小さいといっても、社会情勢などによって変動が激しいと、大きな損が出るリスクがあります。また、値動きが株式に比べると激しくないため、短期間で利益を得る投資には向きません。

株式投資

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<株式投資のメリット>
・高い利益が期待できる
・売買差益だけではなく配当金を得られる
・株主優待がもらえる場合もある

タイミングよく売買することで、大きな利益を得られる可能性があります。また、配当金や株主優待を目的に資産運用する方も多いようです。

<株式投資のデメリット>
・元本保証がないため、大きな損が出るリスクがある
・倒産してしまうと資産がゼロになる恐れがある
株価の流動性によって、大きな損が出るリスクがあります。また、そもそも会社が倒産してしまうと、株価がゼロになり資産を失ってしまう恐れがあるでしょう。

債券

<債券のメリット>
・国債なら元本は国が責任を持ってくれる
・1万円から投資することも可能

国債であれば、ほぼ元本保証に近いため、低いリスクで資産運用をすることができるでしょう。また、1万円から投資することも可能なので、初めての資産運用でも安心です。

<債券のデメリット>
・金利リスク
・為替リスク
・カントリーリスク

社債の場合は、企業の信用度低下・倒産などで値下がりしたり、元本や利息が受け取れなかったりなどのリスクがあります。さらに、海外債券などを購入した場合には、為替リスク・カントリーリスクもあるでしょう。

自分にあった投資運用の方法を見つけよう!

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資産運用には、さまざまな種類があり、今回はその中でもよく利用される5つの資産運用方法についてご紹介しました。

「リスクが低い」「少額から始められる」などの手軽にできる資産運用も少なくありません。もちろん、高いリターンを得ようとするとリスクも高くなりますので、自分自身の資産と相談しながら、資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。