マンションの不動産投資のよくある失敗例から学ぶ4つの注意点

2019年9月30日 更新 不動産投資
マンションの不動産投資のよくある失敗例から学ぶ4つの注意点

不動産投資でよくある失敗例4選

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不動産投資の失敗には、いくつかのパターンがあります。ここでは、よく見受けられる失敗のパターンを4つ挙げ、それぞれの要因や対策を解説します。

-不動産投資の失敗例①利回りだけでマンションを購入した

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不動産を購入する際の目安の一つが、利回りです。机上の理論では、利回りが高ければ高いほど、収益を生む可能性が高い物件といえます。しかし、不動産会社などが提示する利回りは、年間の運用コストなどを考慮しない表面利回りが多い傾向です。実際の家賃の相場より高く見積もられている可能性もあるため、利回りだけに注目してしまうと失敗してしまいかねません。



7.5%という利回りの高さにつられて中古のワンルームマンションを購入した例では、契約更新のタイミングで入居者が退去しました。空室が続いたため、苦肉の策として家賃を下げて次の入居者を見つけた結果、その年の利回りが4%にまで下がってしまったのです。こうした失敗を避けるためには、目先の表面利回りや収益に惑わされないことが大切になります。維持費や税金なども考慮したうえで、物件を選ぶようにしましょう。

-不動産投資の失敗例②安いというだけで入居需要が低いマンションを購入した

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いざ不動産を選ぼうというとき、ついつい物件の価格だけに目がいくことがあります。物件価格などの値下げに気をよくして、手数料の低さにつられて一般管理で購入したあげく、入居者がなかなか入らないケースも少なくありません。駅から近い好立地を購入した例でも、結果的に入居需要が低いことがあり、入居と退去を繰り返す経験することがあります。退去するたび、次の入居者が決まるまでに何ヶ月かの空室が出るうえ精神的にも追いつめられる可能性があります。



入居需要が高いと考えて不動産を選ぶわけですが、見込み違いも少なくありません。そのため、購入前に慎重に検討することはもちろん、空室リスクに備えて空室管理にしておくことも大切です。手数料が多少上がったとしても空室リスクを避けることができ、リフォーム代やクリーニング代の負担も軽減できます。

-不動産投資の失敗例③自己資金ゼロでマンションを購入した

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自己資金がないにもかかわらず、投資用のマンションを購入して失敗してしまうというのもよくあるケースです。不動産投資をするうえではさまざまなリスクがあります。しかし、自己資金ゼロの場合は、リスクに対する耐性が極端に低いため、いざというときに対応できなくなってしまいかねません。



自己資金ゼロでマンションを購入するということは、ローンの頭金がないということ。毎月の家賃収入から諸費用を差し引いた額から賄う返済額も増えるということです。こうした例では、入居者の退去や家賃滞納などがそのまま自分に跳ね返ってきます。賃料収入がなくなった場合は、給与収入の中から補填せざるをえず、赤字は免れません。



そのため、不動産投資を始める際は、さまざまなリスクに対応できるある程度の自己資本を確保することは重要です。また、身の丈以上の過剰な借金をしないようにすることも大切になります。

-不動産投資の失敗例④不動産会社に経営を任せきりにした

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不動産投資に関心があるサラリーマンを狙って、カモにするという悪徳業者も存在します。「最初から全部勉強するのは大変だから、全部お任せください」と言われれば渡りに船のように感じられるかもしれませんが、これは間違いです。各分野の専門家を活用できるのが不動産投資の強みでもありますが、全部を丸投げしてしまってはいけません。



ある事例では、業者に紹介されたワンルームを投資用ローンで購入したものの、毎月の収支は赤字。給湯器の故障などでさらに20万円近い修繕費を払うはめになり、1年ほどで物件を売る決意を固めたものの、売却価格はローンの残高よりずっと低かったといいます。オーナーとなるからには、自分なりの投資における決定基準を明確にしたうえで情報収集を行い、出口戦略までの知識を蓄えておくようにしましょう。

まとめ

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この記事では、不動産投資の失敗例を4つほど挙げながら、「不動産投資のリスクを軽減する方法」「気をつけるべきポイント」「物件を選ぶ際の基準」などを述べました。失敗例から学ぶことは多数あります。皆さんがいざ不動産投資を始めようというとき、この記事でご紹介したような失敗をしないためにも、ここの記事で説明したポイントを覚えておいてください。