不動産投資のデメリットを知ってリスク回避!気になる空室・地震対策

2019年8月31日 更新 不動産投資
不動産投資のデメリットを知ってリスク回避!気になる空室・地震対策

不動産投資はリスクが高いと言われる理由

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不動産投資のリスクは、主に以下の3つのパターンです。

・経済的リスク(金利上昇/税金)
経済的なリスクの代表格が、金利上昇や税金のリスクです。変動金利でローンを組んだ場合、金利の上昇によって支払う金額が一気に高くなる可能性があります。さらに、不動産所得の仕組みを理解せず申告漏れがあると、追徴課税や延滞金を支払わねばなりません。

・運用リスク(空室/家賃滞納/地価下落)
賃貸収入の場合は運用リスクも考慮が必要です。入居者が退去したり、家賃を滞納したりすれば、数ヶ月分の家賃収入がなくなります。さらに、地価が下落する可能性があることもリスクの一つです。

・建物損壊リスク(老朽/災害)
建物が老朽化や地震や火災などの災害によって損壊するリスクもあります。災害が起これば事前にシミュレーションしていたような収入は得られません。災害は、いつどんなときにおきるか、誰にもわからないのです。

不動産投資のリスクヘッジ方法

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どのような投資も、リスクを伴うものです。それは、不動産投資も例外ではありません。しかし、それらのリスクについて十分に理解し、起こりうるリスクの回避方法を熟知しておけば、不動産投資は非常に魅力的な投資の一つになります。ここでは、不動産投資で想定しうるさまざまなリスクのヘッジ方法を見ていきましょう。

不動産投資の経済的リスクを回避する方法

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金利上昇リスクの回避方法

投資用ローンを組む場合は、返済期間中に金利が上がる可能性も考慮して、たとえ金利の上昇があっても返済が滞らないよう、ある程度の余裕をもって返済計画を立てる必要があります。そのため、ある程度の現金を手元に残しておきましょう。さらに、返済が始まってから数年間、確実に返済を履行していけば、金利引き下げの交渉が期待できたり、ローンの乗り換えができたりする可能性も高まります。

税務リスクの回避方法

追徴課税や延滞金など、税務にかかわるリスクを回避するためには、税金の仕組みについて十分に理解する必要があります。しかし、一介の素人が勉強を始めたとしても、ヌケがある可能性も否めません。そのため、税金の支払いや確定申告などについては自分だけで判断せず、税理士などのプロに相談することが大切です。

不動産投資の運用リスクを回避する方法

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空室リスクの回避方法

空室リスクを避ける方法は、入居需要の多い場所で投資をすることです。東京23区内の不動産への投資が最大の空室対策ではありますが、それができない場合は、入居者募集に強い賃貸管理会社を選ぶようにしましょう。賃貸管理会社次第で、客付けまでの期間が大きく異なります。

家賃滞納リスクの回避方法

家賃滞納が起こった場合は、すぐに回収するようにしましょう。目安は、1ヶ月以内です。この際、滞納者とこまめに連絡をとることも大切です。また、実際の督促業務を行う賃貸管理会社の対応についても事前に確認しておきましょう。

地価下落リスクの回避方法

不動産価格を大きく下落させないための方法は、建物と部屋を良好な状態で管理することにあります。建物管理がしっかりしていれば、高い賃料維持でき、高水準の価格を保てるからです。また、入居審査時に、部屋を汚す可能性がある人を見抜く力も必要です。

不動産投資の建物損壊リスクを回避する方法

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老朽リスクの回避方法

物件の老朽リスクを回避する方法は、家賃が下落しにくい物件、需要が高い物件を見極めることにあります。最寄り駅から10分以内など立地がよく、人気のある間取りを選べば、賃料も下がりにくくなることが期待できるでしょう。入居者にとって魅力のある物件であることが、どうしても避けられない建物の老朽リスクに対応しうる策なのです。

天災リスクの回避方法

地震などの天災リスクを回避するためには、地震保険などへの加入に加えて、新耐震基準を満たした建物を選ぶことが大切です。そうした建物であれば、大きな地震でも倒壊を免れる可能性が高くなるからです。購入前に液状化の予測図などを使って地盤を調べておけば、地盤沈下や液状化などのリスクを回避することができます。

まとめ

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投資にリスクはつきもので、投資家の状況に応じてリスクの許容度は異なります。不動産投資にもさまざまなリスクがありますが、投資家がそれらのリスクをある程度はコントロールできる投資の一つです。この記事で紹介したようなリスクヘッジの方法をとれば、不動産投資で大きな失敗を犯す可能性もぐっと低くなります。不動産投資のリスクやその対処法などをしっかり学び、リスクを回避して、投資を成功に導きましょう。