年収600万の生活レベルは?手取り金額・貯金額の目安について解説

2019年12月4日 更新 お金のこと
年収600万の生活レベルは?手取り金額・貯金額の目安について解説

年収600万の手取りの金額

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正規雇用の会社員の中で、年収600万円台に達するのは、全体の8.3%(男性10.2%・女性4.2%)とかなり低い数値です。
年収600万円と聞くと、「会社員の中でも上位に位置するのではないか?」と感じる人は多いのではないでしょうか。

しかし、年収から所得税や社会保険料、そして住民税などの天引きを考慮すると、手取りは455万円程度になります。これを単純に12ヵ月で等分すると、毎月の手取り額は38万円程度です。
実際にはボーナスが含まれますので、手取り月収はさらに低くなると考えてよいでしょう。

年収600万の生活にかかる平均額

このような不景気な世の中であっても、結婚相手の男性に求める年収ラインは、600万円であると答える女性は少なくありません。しかし、先にご紹介したように、男性の中で年収600万円を超えるのは10.2%です。さらに、その中から25~34歳の未婚男性に絞ってみると、さらに少なくわずか3.5%しかいません。

では、年収600万円あればどれくらい日々の生活にお金をかけられるのでしょうか?詳しくご紹介します。

年収600万の住宅ローン平均額

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一般的な住宅ローンの限度額は、年収の約7倍といわれているため、理論上では最大で4,200万円まで借り入れをすることができます。しかし、実際のところ限度額まで借りることは少ないでしょう。年収600万円世帯の平均的な住宅購入額は約2,500万円であり、住宅ローンは約1,500万円です。都心部で一戸建てなどを購入するのは難しいですが、郊外の駅から少し離れた場所であれば人気エリアでも購入することができます。もし、より都心部に近づきたかったり、駅に近づきたい場合は、頭金を想定より多く貯めておくことが必要です

年収600万の家賃平均額

年収600万円の家賃平均額としては、月6万7千円程度です。あくまでも全世帯における平均ですが、6万7千円で、都心部への通勤圏内である郊外の場合は、1DKや2DKなどの間取りの賃貸物件を借りることができるでしょう。独身や夫婦だけの生活であれば問題ないレベルですが、家族がいると少し狭い間取りです。快適に生活をするためには、より郊外の場所で広い部屋を探す、もしくは高い家賃を支払って広い家を探す必要があります。

年収600万の車平均額

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年収600万円の場合、車にかけられる平均額は独身と家族持ちとで多少の違いがあります。

独身の場合、ある程度自由に使えるお金が多くなるので、約180万~300万円の国産の新車、もしくは中古の輸入車を選択肢に入れるケースが多いです。維持費などのランニングコストを考えると年収の半分には押さえておきたいですね。

また、家族持ちの場合は、使い勝手の面から250万円程度のミニバンを選択する方が多いようです。最近では燃費の良いものも多いので、維持費削減効果も期待できます。ただ、一括購入は難しくなるのでローン契約をすることも珍しくありません。また、都市部ではそもそも車を持たないという家庭も増えています。

年収600万の貯金平均額

総務省の統計では、年収600万円台の方の貯金平均額は約1,061万円でした。ボーナスを考慮しなかった場合の手取り月収は約38万円であり、1ヵ月あたり8万円、1年で100万円貯金することも難しくはないでしょう。

そう考えると、10年で1,000万円の貯金ができるため、現実的な額なのかもしれません。ただし、家族持ちの場合や、住んでいる地域などによっては難しくなることも考えられるので、独身者と既婚者で大きく変わる可能性があります。

まとめ

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現代において、年収600万円といえばかなり上位に位置する収入となります。実際に、年収600万円台に達するのは全体の8.3%、男性で10.2%と女性で4.2%とかなり割合が小さいです。手取りは455万円程度となるので、独身であればある程度余裕はあります。既婚で子供がいる場合は自由にできるお金は減りますが、しっかりと家計をプランニングできれば、やりくりをして生活の質を高めることはできるでしょう。

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