【投資信託のリスクとリターン】損しないためのリスク分散方法を紹介

2019年1月24日 更新 投資信託
【投資信託のリスクとリターン】損しないためのリスク分散方法を紹介
「初心者には投資信託がおすすめ」といわれていますが、それはなぜなのでしょうか。

また、そもそも投資信託で得られるリターンや、失敗したときのリスクがどれほどのものなのかは非常にわかりにくいポイント!

ここでは、損をしないためのリスク分散方法についてご紹介します。

初心者に人気の投資信託!メリットは?

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投資信託のメリットとしては、次のようなものがあります。

・投資のプロが運用してくれる
・投資商品の種類が多い
・少額資金でも始められる
・分散投資も簡単にできる
・確定拠出年金やNISAでも利用可能

投資というと難しいイメージがありますが、実際の投資はプロが行うので、知識が豊富でなくても始めることができるのは投資信託のメリット。

さらに、日本の株、日本以外の先進国の株などいろんな種類の株に投資できるため、投資の基本である「分散投資」(※)もできるんです。

そして、何よりも投資家が資金を持ち寄ってファンドを作るため、少額資金からでも始められるのが大きな魅力といえるでしょう。
※投資対象を複数に分散することによって、価格変動のリスクを抑える投資手法

投資信託のリスクとリターン

投資信託は、初心者におすすめの金融商品といえるでしょう。
しかし、投資信託のリスクやリターンについてもしっかりと把握しておくことが必要です。
特に実際のお金についてのことですので、リスクについて十分に理解したうえで投資を始めるようにしましょう。

投資信託は比較的リターンが低い

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投資信託は、他の投資商品に比べてリターンが低い傾向があります。

株式市場がにぎわっているのに、自分の投資信託は思ったほど利益が出てないと感じることもあるでしょう。
投資信託は、その特性上、長期運用や分散運用をして投資しているため、値動きが緩やかになる傾向があるのです。

しかし、値動きが緩やかということは、他の投資商品に比べるとローリスクであるともいえるでしょう。
一方で、元本保証がされていないので、元本割れを引き起こす可能性もあります。

元本割れを引き起こす?投資信託のリスクの種類

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投資信託で元本割れを起こすリスクは、以下のようなものがあります。

■価格変動リスク…株式や債券の価値が変動してしまうリスクです。「市場の需要」「企業業績」などによっても価格は変動しますが、国内外の政治情勢や経済情勢などの影響も受けます。

■為替変動リスク…外貨建ての投資商品における、為替レートが変動することによるリスクです。購入時よりも円高になればマイナス、円安になればプラスの影響があります。

■金利変動リスク…金利が上昇することで、一般的に債券価格は下落するリスクがあります。また、満期までの期間が長いほど金利の影響を受けやすい傾向にあります。

■信用リスク…企業の経営不振や国の財政難などにより、利息や償還金を当初の予定通り支払われなくなるリスクのことをいいます。

■カントリーリスク…投資している国の外貨が不足してしまうなどの経済的要因や、政治的理由、社会情勢不安などによって、ファンドの基準価格が下がってしまうリスクのことをいいます。

これらのリスクをどのように回避すればよいのでしょうか。

投資信託のリスクを分散する運用方法

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投資信託におけるリスクを分散する方法としては、3つあります。

■資産を分散させる
一つの投資商品に資産を投入してしまうと、その投資商品が下落したときに大きな損失となります。複数の投資商品に分散させて、リスクを減らしていきましょう。

■時間を分散させる
一度に資産を全額投入するのではなく、複数回に分けたり、毎月定額投資をしたりすることなどによって、購入時期を分散させることができます。
結果的に購入価格を平準化させることができるので長期的に見ると効果的です。

■長期保有する
短期運用をすると価格が大きく変動することがありますが、長期運用をするとそこまで変動していないことも多くあります。
多少価格が落ちたとしても焦らずじっくり、見守ることができるでしょう。

正しい知識と分散投資でリスクを軽減しよう!

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投資信託は、長期運用を基本としており分散投資も可能です。
そのため、少額投資の初心者でも手軽に始めることができます。

ただし、リスクがあることも把握したうえで、積極的に分散投資をして、リスクを抑えていくようにしましょう。

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