【初心者ための株の買い方】基礎知識から注文まで

2019年1月25日 更新 株式投資
【初心者ための株の買い方】基礎知識から注文まで
株式投資に興味を持ったけれど、「そもそも自己資金はどれくらい必要なのか」「どうやって買うのか」など、気になることがありませんか?

ここでは、初心者が株を買うための基礎知識や株の買い方まで、詳しくご紹介します!

株式投資を始めるために資金はいくら必要?

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株は企業によって最低購入金額が異なり一般的に株価と呼ばれるものは、1株当たりの金額となります。しかし、日本の株式市場の場合、100株を1単元として購入しなければなりません 。そのため、1株1,000円で最低購入株数が100株の場合、最低購入金額は10万円となります。

証券会社によっては、単元株の10分の1から購入できるミニ株制度もありますが、一般的には単元ごとに購入することが必要です。そのため、すでに目当ての銘柄がある場合は、最低購入金額×購入株数分の資金を用意する必要があるでしょう。

もし、目当ての銘柄がまだない場合は、10万円以下で購入できる会社も数多くあるので、おおよそ50~100万円あれば、いくつかの会社の株を購入することも可能です。

株は証券会社を通じて証券取引所で購入

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株の取引というのは、日本各地にある証券取引所で行われています。
しかし、個人が証券取引所に出向いても、株を直接購入することができません。
株を購入するためには、証券会社を通して取引をする必要があるのです。

日本の証券取引所としては、東京証券取引所、大阪証券取引所、そして名古屋証券取引所が3大取引所として知られています。

東京証券取引所は、さらに第一部、第二部、マザーズ、ジャスダックなど、上場形態によって分けられて、その中で株式取引が行われているのです。
また、大きな証券取引所ではないものの、九州の企業が多く上場している福岡証券取引所、新興市場であるアンビシャス市場が設置されている札幌証券取引所などもあります。

【株の2つの注文方法】成行注文と指値注文

証券会社で株の売買の注文をする場合には、「指値注文」(さしねちゅうもん)と「成行注文」(なりゆきちゅうもん)があります。

【指値注文とは】

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指定の株価になった場合に注文を発動するという取引方法です。
たとえば、特定の株を1,500円以下で買いたい場合、1,500円で指値注文をします。
その株の株価が1,501円以上の場合は、買いが成立しません。しかし、1,500円以下に値動きした段階で、その株式を自動で購入してくれるのです。

【成行注文とは】

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注文を出した時点での相場における株価の中で最も安い価格で買うことができます。
成行注文は、指値注文よりも約定が時間優先されるので指値注文と同じ価格、同じタイミングで成行注文が入った場合、成行注文が優先して購入できるという点がメリットです。

指値は、指定の価格で購入したい場合におすすめですが、判断が非常に難しくなります。慣れないうちは、成行注文の方がわかりやすくて安全という考え方もできるでしょう。

株購入の基本3ステップ

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株を購入するためには、3つのステップを踏む必要があります。どのようなステップなのか、それぞれについて見ていきましょう。

ステップ1:証券会社に口座を開く

一言で証券会社といっても、さまざまなものがあり、特色も異なります。
取引手数料や取引画面・ツール、そしてサービスなどに違いがありますので、優先順位をつけて、自分の取引にあった証券会社を選ぶようにしましょう。

ステップ2:買う株の銘柄を決める

株の売買で利益を出す場合は、値上がりする株を見定めて、安く購入する必要があるでしょう。
しかし、初心者の場合、その見極めは難しくなります。株取引の利益としては、売却差益だけではなく配当金や株主優待などでも得ることができます。
まずは、気になる銘柄や好きな銘柄など身近なものから選ぶようにしましょう。

ステップ3:株の買い注文を出す

買いたい株式銘柄が決まったら、証券会社に注文を出しましょう。
パソコンやスマホから「何株購入するのか」「指値にするのか」「成行にするのか」など、注文方法を指定していきます。
売買の取引が成立して初めて買いたい銘柄の株を保有することができるのです。
指値注文などの場合、取引が成立しないこともありますが、その場合は約定されていませんので売買委託手数料もかからず、お金も拘束されません。

株の買い方が分かったら、次は口座を開設しよう!

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株は、50~100万円程度の投資金額があればさまざまな株式銘柄の中から選定することができるでしょう。

株を買うには、まず証券会社の口座開設を行うことが必須です。そのうえで、購入したい銘柄をじっくり選んで、実際に購入してみましょう。

スマホでも売買ができるアプリを提供している証券会社も多く、株の売買は、それほど難しくありませんので、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

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