100万円におすすめの資産運用方法は?|初心者でもできる運用

2018年11月29日 更新 資産運用
100万円におすすめの資産運用方法は?|初心者でもできる運用

100万円を10年間資産運用するとどれくらいの金額になる?

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現在、大手メガバンクなどの普通預金金利は、わずか年0.001%です。これは、100万円を預けていたとしても、10年でわずか100円(税引き前の単利)しか利息が付かないということ。

もし、この100万円を年間利回り1.2%で投資(複利)ができれば、同じ10年間でも100万円を約112万円に増やすことが可能です。また、年間利回り3.0%の投資なら、約134万円に増やすことができてしまうのです。

一般的に、資産運用の利率には単利と複利があります。単利は、元本に対して利子がつくものです。一方で複利は、利子を元本に組み込んで利息分を再投資することによって、元本を大きくして利子を多くもらうことができるものです。

先に計算した方法は複利計算であり、資産運用の場合にはこちらの計算方法が選択されることが多いようです。

つまり、資産運用の期間が長ければ長いほど、複利により元本を増やすことができるので、投資効率が良くなるということ。さらに、ボーナスなどの一部を再投資に回すことで、さらに収益を増やすことができるでしょう。

このように、資産運用を始めるのであれば、1日でも早く始めたほうが良いといえます。

100万円でできるおすすめの資産運用方法

100万円の資金がある場合の資産運用方法について、いくつかご紹介します。

定期預金

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一金融機関ごとにペイオフで1,000万円とその利息までは元本保証されているので、手元資金である100万円を減らすことなく安心して投資をすることができます。

ただし、金利は決して高くありません。ローリスクローリターンを考えている方には、おすすめの資産運用方法といえるでしょう。

個人向け国債

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個人向け国債とは、政府が一定期間で利息をつけて返済する、国が発行する債券。個人が国債を購入することで政府は資金を得ることができます。

国が発行する債券ということで、一般企業の株式投資や社債投資に比べると安全性が高く、さらに定期預金よりも金利が高いという点がメリット。また、金額や期間など、さまざまな選択肢があるので手軽に投資しやすいという点が特徴です。

ただし、途中換金をすると「直前に受け取った利息の一定金額が差し引かれる」「購入後1年間は換金することができない」などのデメリットがあります。

投資信託

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運用のプロであるファンドマネージャーにお金を預けて、資産運用をしてもらう投資方法です。細かくファンドが分類されているので、投資家は「好きな商品を選ぶだけ」という手軽な投資といえます。

ただし、信頼できる運用先を見極めるのが非常に重要であり、さらにファンド数も非常に多い傾向があります。

買付時、運用時、解約時に手数料もかかることがあるため、ファンドを選択するときは内容の精査が非常に重要になるでしょう。

自分で運用していないので、「気付いたら損をしてしまっていた」という事態に陥るリスクもありますが、プロに運用を任せられる点は大きなメリットです。

株式投資

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自分自身で上場している企業の株式を売買して投資を行う方法です。個人で自由に銘柄を選択できるので、ハイリスクハイリターンやローリスクローリターンなど、さまざまなリスク選択ができるでしょう。

企業によっては一定の株数を保有する株主に対して株主優待を提供しているところもあります。株主優待では、企業の商品や金券、カタログギフトなど、さまざまなものがもらえるので投資のおまけとしての楽しみも。

しかし、企業や業界の動向、世界経済の動向などについてしっかり勉強し、株の値動きを把握しておかないと大損してしまうリスクがあるので、時間を十分に割ける人におすすめの投資方法です。

外貨預金

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外貨預金は、日本円を外国の通貨に換金して運用するという投資方法です。

通貨によっては、日本で運用するよりも利回りが高いものもあり、比較的リスクが少ないという点がメリットです。

しかし、「為替レートの影響を受けてしまう」「外貨、日本円に換金するときに手数料が発生する」などのデメリットがあるので、それらの費用を考慮して投資先を選ぶ必要があります。

100万円あったら資産運用でお金を増やそう

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このように、余剰資金が100万円あるのであれば、普通預金で眠らせておくよりも資産運用をして、効率よく資産を増やしていくことをおすすめします。

資産運用は、早ければ早いほど再投資による利益を得やすいです。今回ご紹介した資産運用方法については、リスクやリターンを幅広く選択できるようになっています。自分の投資スタイルに合った運用を行い、お金を増やしていくようにしましょう。

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