サラリーマンが株を始めるときに気をつけたいポイント4つ!

2018年12月6日 更新 株式投資
サラリーマンが株を始めるときに気をつけたいポイント4つ!

これだけは気を付けて!副業で株を始めるときのポイント4つ

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なかなか収入が増えないサラリーマンの中で、副業する方が増えています。
副業のひとつとして株式投資を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、サラリーマンと副業を上手に両立させるためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

ここでは、サラリーマンが株式投資をする際の注意点について、ご紹介します。

【ポイント1】株式取引で儲けたら副業扱いになるのか知っておく

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副業を容認する企業も増えてきていますが、副業禁止の会社に勤めるサラリーマンは非常に多い傾向。株式投資が副業にあたるか気になる方も多いことでしょう。

副業についての明確な定義はありません。しかし、一般的には本業の給与以外の収入は、すべて副業と考えられるでしょう。

ただし、企業における副業の禁止というのは、別の企業に勤めることを指しており、資産運用である株式投資については、副業にあたらないと判断されることが多くなっています。

【ポイント2】確定申告を自分でする必要あるか把握する

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株式投資において、確定申告が必要かどうかは人によって異なります。
株式投資の収入としては、配当金と売却益があります。
どちらも収入ではあるものの、配当金については基本的に源泉徴収したうえで支払いが行われるので、サラリーマン側として申告が必要となることはありません。

確定申告の必要性が出てくるのは、売却収入と配当金収入の合計が一定金額を超えた場合。
年間の所得が20万円以下であれば、確定申告をしなくてもかまいません。

しかし、年間所得が20万円を超えてしまうと確定申告の義務が発生してしまいます。
ただし、20万円を超えたからといってすべてにおいて確定申告が必要になるとは限りません。

証券口座の中には、株の売買取引を行った際に、源泉徴収をしてお金を振り込んでもらえる「特定口座(源泉徴収あり)」というものが存在します。

この口座であれば、取引の都度証券会社が税金の計算をしてもらえるので、サラリーマンが独自に確定申告をする必要がありません。
確定申告は、必ずしも税金をとられてしまうということだけではありません。

年間の売却益が赤字になった場合に、確定申告をしておくと赤字分の金額を3年にわたって繰り越すことができます。

翌年利益が出たときに、赤字部分と相殺することができるので、納付すべき税金額が少なくなるという点は大きなメリットです。

【ポイント3】会社での立場を悪くしないために行動に注意すべし

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株式投資は副業と判断されない可能性はありますが、場合によってはマイナスの社内評価がつけられてしまう恐れがあります。

たとえば、株式市場の時間が昼の3時までということで、業務時間中に株式取引をしてしまう人もいるかもしれません。しかし、何度もトイレに行くふりなどをしてしまうと、怪しまれてしまいバレる危険性があるでしょう。
また、会社支給のパソコンやスマホを使うのはもってのほかです。

私物化することによる問題はもちろんのこと、最近ではログが送信されるものもあります。
万が一業務中に取引をしたことがばれてしまうと、大問題に。

さらに、「副業ではない」と見られる傾向ではあるものの、わざわざ口外することは不要。
会社での成績などが悪くなった場合に、「株式投資が原因である」と思いこまれてしまうリスクがあるからです。
ただし、スマホやタブレットなどで気軽に株式取引ができるため、上記の注意点を押さえたうえで行えばサラリーマンにとって有意義に株取引を始めることが可能です。

【ポイント4】セミリタイアなど大きすぎる夢はもたない

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株式投資を始めるサラリーマンの中には、一発大きいのを当ててセミリタイアしたいと考えている方がいます。

しかし、そのような甘い考えはやめましょう。

セミリタイアするほどの収益を稼ぐためには、自分自身も一定のリスクをかけて株式投資する必要があります。
サラリーマンにとっては、そんなリスクに踏み込むことは困難。

たしかに、株式投資で億万長者になった成功者はいますがまれです。
その陰にはたくさんの脱落者がいることも忘れてはいけません。

無理に欲をかくのではなく、主軸をサラリーマンに置いたうえで、毎月の飲み代数万円を稼いだり、マイホームの頭金を数百万円ためたりするなど、現実的な利益を目標にするようにしましょう。

ポイントを押さえて有意義な株式投資ライフを!

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株式投資は資産運用であり、副業と判断されにくいため、サラリーマンとの両立は可能です。

また、資産を増やすことができるだけではありません。
社会の動きやお金の流れを把握することができるので、むしろプラスになる一面も。

ただし、「就業中の取引をバレないようにする」「会社支給品を使わない」「資産運用をしていることを口外しない」などの注意が必要です。

もし、株式投資に興味をもったのであれば、少額から始めることもできますので、まずは証券会社の口座開設から始めてみましょう。

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