株式投資のやり方を初心者にもわかりやすく解説!買い方・売り方入門

2019年1月31日 更新 株式投資
株式投資のやり方を初心者にもわかりやすく解説!買い方・売り方入門
株式投資に興味を持ち始めた初心者の場合、「そもそも株式投資はどのようにして取引を行うのか、よくわからないという方も多いでしょう。

ここでは、株式投資における基本の3ステップについて、詳しく解説したいと思います。

初心者でもわかる株式投資のやり方3ステップ

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株式投資のやり方は、以下の3ステップ。

STEP1.証券会社を選んで口座を開設する
STEP2.なるべく安く株を買う
STEP3.売り時を決めて株を売る

それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。

STEP1.証券会社を選んで口座を開設する

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証券会社を選ぶ場合、次のようなポイントを重視するとよいでしょう。

■手数料の安さ

最近では、インターネットで株式を売買するのが主流です。
手数料が安く手軽に取引ができるため、傾向としては昔よりも売買回数が多くなっています。
株式を売買する際には、その都度手数料を証券会社に支払わなければなりません。
証券会社によって、さまざまな手数料形態があるので自分の取引スタイルにあった証券会社を選ぶようにしましょう。

■ツールやシステムの使いやすさ

ネット取引をする際には証券会社の取引ツールが必要不可欠となります。
口座開設をすれば、無料で使えることが多いのですが、証券会社によってツールの使い勝手や内容が異なるのが特徴です。
申し込み前には、ツールの内容や、使い方など簡単に調べておくとよいでしょう。

■情報やサポートの充実度

専門家による情報提供や、セミナーなどを定期的に開催している場合もあります。
手数料は少し高いけれど、これらのサポートが充実しているケースもあるため、総合的に判断するようにしましょう。

STEP2.なるべく安く株を買う

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株を購入する際には、基本的に安く買わなければなりません。少額で購入できる銘柄について、ご紹介します。

割安株

企業が保有している利益や資産に対して、株価が低い場合に割安株と呼ばれます。適正価格になるように上昇する可能性があります。

成長株

現在は低い株価だけど、将来的に企業の成長とともに株価も上昇すると期待されている株です。長期的に保有することで利益が増える可能性があります。

低位株

株価の額面が100円未満などの安い株価の銘柄です。株式の分割や業績の悪化など、株価が低位になっている理由はさまざま。しかし、ひとたび黒字転換や好意的なニュースが出た場合に、大きく反発する可能性のある株です。

新興市場株

東証マザーズや東証ジャスダックなど、時価総額が小さめかつ成長性が未知数のベンチャー企業が集まっている市場です。東証1部・2部の銘柄に比べて、上場の要件が緩いのが特徴。各銘柄の売買高が少ない傾向のため、値動きが荒くなりがちです。

IPO

株式市場へ新規公開する株がIPOです。上述したように東証1部やマザーズなど上場する市場によって時価総額や株主数、決算状況など、一定の条件を満たす必要があります。上場する企業は、株式市場に公開することで資金調達を狙うということが特徴です。その時代のトレンドとなるような業種のIPOでは、需要が供給を上回り価格が2倍、3倍と高騰することも珍しくありません。
また、単純に安く買って高く売る以外にも、株式投資では利益を得る方法があります。
たとえば、配当金が高い銘柄であれば、持っているだけで定期的に収入を得ることができるでしょう。
そして、企業によっては、株主優待を提供している魅力的な銘柄もあります。
投資家によっては、株主優待のために長期保有しているというケースも少なくありません。

STEP3.売り時を決めて株を売る

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株価は常に上がったり下がったりを繰り返して推移しています。
保有している株を高く売るためには、売り時を見極めることが重要です。
基本的には、「成長している」「株価が上昇している株」というのは、保有し続けるとよいでしょう。

ただし、「今後売上拡大の見込みが読めない」「株価収益率(PER)が30倍、50倍とけた違いになってしまっている」という場合は、無理に保有せずに一度売却してしまうことも必要です。

一般論としてPER30倍や50倍というのは、今後利益が現在の2倍や3倍になることも想定された水準で高騰していることを意味しています。
実現すれば素晴らしいのですが、初心者のうちは判断も難しいですから、このタイミングになったら利益確定をするほうがよいでしょう。
また、すべての株が利益を出すとは限りません。特に初心者に陥りがちなのが、「株価が落ちたけど、必ず上がるはずだ」と売却できずに塩漬け株を作ってしまうことです。


プロでも株価の見極めは難しいものなので、極力資金が拘束されてしまう塩漬け株は作らないことをおすすめします。
損失をふくれあがらせないためにも、思い切って損切りする判断も重要です。
目安としては、購入時から5~10%下がった段階です。
もちろん、ここから上昇に転じることもありますが、損切ラインは一度決めたら自分のルールを守るようにして、その他の割安株で取り返そうという意識で進めるとよいでしょう。

株式投資は明確な目標づくりが大切

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基本的には、デイトレーダーやスイングトレーダーのように、短期的に売買をしてしまうと連日価格変動に敏感になり一喜一憂してしまいがちです。
ある程度自分で購入や売却に関する基準を決めたうえで、長期運用をしていくことが、初心者として成功するためのコツといえるでしょう。

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