【株のやり方入門】初心者でもわかる株式投資

2019年1月29日 更新 株式投資
【株のやり方入門】初心者でもわかる株式投資

株式投資とは?仕組みは?

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そもそも、株というものは「企業が事業運営をするための資金を調達すること」を目的に発行されています。
そして、資金を提供してもらう代わりに、企業から配当金や株主優待などを株主へ還元しているのです。

1株あたりの値段は株価と呼ばれます。株価は、企業が発行した株が投資家間で売買されることにより決定されます。
価格は需要と供給によって随時上下動しているため、売買するタイミングによっては価格差が生まれるのです。

株式投資とはこうした株価の仕組みを利用し、株を安いタイミングで購入し、高いタイミングで売却することで儲けを出していく投資方法なのです。

株を始めるのに必要なものは?

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いざ株を始めようと思っても、どうやって始めたらいいか分からないという方もいるはずです。しかし、株式投資の準備は意外にもシンプル。まずは以下の2点を用意しましょう。

証券口座

これから株をやるにあたって、まず必要になるのが証券会社に口座を開設することです。
近年ではネット取引が主流なので、ネット証券会社の口座を開設しておけば、スマホやパソコンで簡単に取引を始めることができるでしょう。

元手となる資金

買いたい銘柄があるのであれば、その銘柄の値段+αがあれば、株を始めることができるでしょう。
また、例え資金があまりなかったとしても1万円未満から始められるミニ株や端株などもあるので、資金の最低金額としては数千円程度と言えます。

ただし、実際に株を購入する場合に気をつけたいのが「単元株」の概念。

単元株とは企業が設定する株の売買単位です。例えばA社の株を買おうとした際、1単元=100株と設定されていたとします。すると購入者は単元ごとの取引をしなくてはなりませんので、100株、200株、300株というように100株ごとに株を購入する必要があります。

この単元株に、日々流動的に決まっている株価をかけることで、その企業の株の最低購入金額が設定されているのです。

このように、必ずしも自分の好きな数の株を買うことができるわけではないということを念頭に置いておきましょう。

株の買い方(注文の仕方)

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証券口座が開設できたら、いよいよ株の購入です。株はネットを通じて証券会社に注文を出すことで購入できます。主な注文方法は、以下の3つです。

成行注文

値段を指定せずに、いくらでもいいので株を購入する際の注文方法です。注文してから最短で取引を成立させることができます。

指値注文

希望の値段以下になったときにだけ購入することができる注文方法です。購入金額を固定したい場合におすすめですが、場合によってはいつまでたっても購入することができないケースも。

逆指値注文

特定の株が指定する価格以上になった場合に購入したり、指定する価格以下になった場合に売却したりするよう指定する注文方法です。落ち込んだ株価が、上昇に転じた場合に自動で購入できるなどのメリットがあります。

損をしない株の選び方

株を始めたばかりだと、「どのような株を選べばいいのかわからない」という人も多いでしょう。株を選ぶ場合は、次のポイントが重要になります。

業績が良く安定している会社を選ぶこと

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「株価は企業の将来を映す鏡」という格言があるように、市場では企業の業績は株価に直結していると言っても過言ではありません。

そのため経営が悪化していると、その企業の将来的価値に陰りがあると判断され株価が下落しまうことも。特に倒産の危機に陥ると、一気に暴落する恐れがあります。

言わずもがなですが、反対に業績が安定している企業は株価も安定する傾向があるので、株式投資を始めたばかりの頃はそうした銘柄を中心に選んでいくとリスクを軽減できるでしょう。

よく知っている業界の株を選ぶこと

株を購入するためには、企業単体だけではなく業界全体の動向を把握しておく必要があります。

なぜなら、どれだけ業績の良い企業でも、業界として今後伸び悩みが懸念されているのであれば、業績が落ちて、株価の下落につながる恐れがあるからです。

そんな中でも自分が知っている業界であれば、土台となる知識を有していることもあり、ある程度情報収集が容易です。
全く知らない業界よりも、会社の経営状態などを把握しやすいでしょう。

「株価チャート」の知識を身につけること

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株で儲けを出すうえで、「株価チャート」の知識を身につけること避けては通れない道です。

株価というものは、銘柄によって差異があるものの「常に上昇や下落を繰り返す、波のような状態」になっています。

そんな株価の動きを折れ線グラフで表したものが「株価チャート」です。


株式投資では、株価チャートが示す波の底の部分で株を購入して、山の頂上で売却することが利益の最大値となります。しかし、プロの投資家でもその波を予想することは難しく、狙ってできるものではありません。

とはいえ、株価チャートの知識を深めておくだけでも、株式取引していくうえではかなり有利になるので、しっかりとグラフが表す情報を読み取れるようにしておきましょう。

まずは少ない投資金額から始めましょう

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株式投資とは、刻々と変化する値動きの中で、株を「安く購入して高く売ること」で利益を出していくものです。

銘柄にこだわらなければ、証券会社で口座を開設するだけで、少ない資金でもすぐに株を買うことができるでしょう。

初心者が株で大損しないためには、今回ご紹介した特徴の銘柄を選ぶことはもちろん、少額から始めて失敗したときのリスクを減らすようにすることも大切です。。
また、ニュースで話題になっている、あるいは値動きが激しい企業などには極力手を出さないことをおすすめします。

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