年収500万の会社員の割合は?手取り金額と生活レベル(貯金・家など)

2019年12月4日 更新 お金のこと
年収500万の会社員の割合は?手取り金額と生活レベル(貯金・家など)

年収500万の手取りの金額

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年収500万円は、あくまでも額面の話です。そこから税金などが天引きされるため、実際の手取り金額はさらに少なくなります。家族構成や地域によって異なりますが、約390万~420万円程度が手取りとなります。

年収500万円は、「一般的なサラリーマンよりも稼いでいる」というイメージを持つ方が多い傾向ですが、実際に正規雇用で働く年収500万円台の会社員は全体の13.0%(男性14.9%、女性8.8%)しかいないとされています。

男女ともにいえることですが、この年収を達成するためには、高度な資格を有したり、高度な技術力を保持するなど、高いスキルを有する必要があるでしょう。

年収500万の生活って?実際にかけられる各種平均額

近年の婚活市場において、女性が男性に求める収入レベルとして、年収500万円以上であるケースが多く見られます。ただし先にご紹介したように、そもそも男性だけで見ても、この条件を満たすのは会社員の約14.9%と非常に割合が低い現実があります。

また、年収500万円は平均以上であるものの、必ずしも余裕のある生活ができるわけではありません。では年収500万円あると、何にどれくらいお金をかけられるのか、その目安をご紹介します。

年収500万の住宅ローン平均額

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住宅ローンは、いくらでも借りられるのではなく、年収によって上限があります。一般的には年収の7倍程度が目安となり、年収500万円に当てはめてみると約3,500万円が上限です。ただし、借りられる可能性があるというだけで、上限まで借り入れをするのはあまりおすすめできません。仮に3,500万円をフラット35の固定金利1.17%、35年元利均等返済、ボーナス返済なしで借り入れした場合、毎月のローン返済額は約10万円です。

さらに、毎年の固定資産税や修繕積立、火災保険などが必要となることも忘れてはいけません。その場合、収入における住宅費の割合が大きくなるので、そのほかに回せるお金の余裕がなくなりかねないため、細心の注意が必要です。

年収500万の家賃平均額

年収500万円の人たちが、賃貸を借りている場合の平均的な家賃は約5万7,000円です。あくまでも平均であり、都心部ではなく郊外で、1~2DKの間取りの部屋が目安となるでしょう。1人暮らしや夫婦2人であれば問題ありませんが、子供がいると手狭になってくるため、さらに広い部屋が必要となります。また、郊外ではなく都心部に住みたい場合は、家賃も高くなるため、8万~9万円程度の家賃の家を選んでいる方が多い傾向です。

年収500万の車平均額

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自動車ローンの場合、借入金額や返済期間が異なるため、住宅ローンとはまた限度額が異なります。自動車ローンの融資限度額としては、年収における約3~4割が一般的です。年収500万円に当てはめて考えてみると、150万~200万円となります。ただし、ほかのローンを借り入れしている場合は、さらに少額になることもあります。

選択肢を増やしたい場合は、全額をローンにするのではなく、頭金を準備しておく必要があるでしょう。また、自動車は買って終わりではなく、駐車場代や燃料費、車検・税金、メンテナンス費用も定期的に必要となるので注意しましょう。

年収500万の貯金平均額

年収500万円の人たちの貯金平均額は、月5万~8万円程度です。ただし、ボーナスを月収で平均した場合、毎月の生活費は30万円程度に抑えて考える必要があります。

1人暮らしの場合、都市部であっても、この貯金平均額を達成するのは不可能ではありません。しかし、都心部に住んでいる家族となると、そう簡単にはいかないでしょう。ここまでご紹介してきたような生活レベルを全体的に抑えたうえで、計画的に貯金をしていくことが必要です。

まとめ

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年収500万円の方の割合は、会社員全体で約13.0%、女性のみでは約8.8%と非常に少ないです。年収500万円といってもボーナスを含めた手取りにしてみると、生活レベルは決して高いものではありません。ただし、年収500万円でもしっかりと支出と収入のバランスを検討すれば確実に貯金することできます。年収が平均以上だからと安心してしまわず、家計全体をどのぐらいの割合で支出していくかを日ごろから考えておくことが重要です。

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