住宅ローンで困ったら相談したい!銀行・FPへの相談内容はどう変わる?

2019年1月9日 更新 金利・預金
住宅ローンで困ったら相談したい!銀行・FPへの相談内容はどう変わる?

住宅ローンの相談会とは

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住宅ローンの相談会とは金融機関や不動産会社、ハウスメーカーなどによって開催されているイベントで、ローンの種類や金利など様々な相談を受けることが可能です。
ただ、相談したい内容によって相談先も異なるため、ご自身の悩みがどこで解決できるか知っておく必要があります。

住宅ローンの相談先はどこへ?相談方法と内容は?

住宅ローンに関しての相談先は、大きく分けるとふたつあります。
「銀行」または「ファイナンシャルプランナー(FP)」です。

では、このふたつにはどのような違いがあるのでしょうか。
どんな悩みを抱えている人にどちらおすすめなのか、それぞれご紹介します。

銀行:無料相談から審査申し込みまでOK!

銀行では審査の申し込みだけでなく、ローンに関しての相談を受けることができます。相談した銀行で必ずしも契約を行う必要はないので、まずは近くの銀行に気軽に足を運んでみることをおすすめします。

主な相談内容としては次の3つです。

①手続き全般

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ローンを受けるためにはいくつもの書類の作成や手続きが必要になります。銀行では、どんなフローでローンを借りることになり、そのためには何が必要なのかを確認することができます。

<こんな質問ができると安心!>
・ローンを借りるために必要な手続きは何がある?
・その手続きのために用意しておくものはある?
・ローンを申請してから実際に融資してもらえるまでどれくらい時間がかかる?

②返済にまつわること

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実際の借り入れ金額だけでなく、返済までの具体的なシミュレーションを受けることが可能です。固定金利や変動金利など基本的なことから、実際に借りる際の金利についての相談など、返済に関して幅広く相談を受けられます。

<こんな質問ができると安心!>
・毎月の返済額は諸費用込みでいくらになる?
・変動金利と固定金利はどちらの方がいい?
・ローンの名義人が働けなくなったり死亡した場合は、どう返済する?

③ローンの種類、具体的な借り方

銀行では実際に複数の住宅ローンを取り扱っているため、ご自身の状況にマッチする提案を受けることができます。また、借り入れについても、夫婦で借り入れることがおすすめなのか、低収入でも利用できるかなど、具体的な悩みにまでしっかりと相談することが可能です。

<こんな質問ができると安心!>
・自分にあった種類のローンはどれ?
・今の自分の年収と購入を考えている物件だと、いくらぐらいのローンが組める?
・(ご夫婦の場合)どちらの名義でローンを組めばいい?
・住宅ローン減税など節税対策は適用できる?

独立したFP:第三者目線でアドバイスしてもらえる!

ファイナンシャルプランナー(FP)であれば住宅ローンに限らず、家計や保険、教育資金といった資金面での幅広い相談を受けることができます。
銀行にもFPの資格を有している人はいますが、独立しているFPであれば、第三者の意見として適切なアドバイスを聞くことが可能です。FPに相談できる住宅ローンの悩みは主に次のようなものがあります。

①銀行ごとの住宅ローンの金利や手数料

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ファイナンシャルプランナーは特定の金融商品を扱っているわけではないので、複数の種類のローンについて客観的な意見を聞くことができます。 銀行では基本的に自社の商品しか紹介されないため、銀行に所属していない独立系のFPであれば、ご自身に本当にマッチする住宅ローンを見つけられるでしょう。

<こんな質問ができると安心!>
・手数料も含めて、どの銀行のどのローンが最もお得?
・今の自分の年収と支出を鑑みると、いくらまでローンを組むべき?

②住宅ローンの返済について

住宅ローンの返済は長期間に及ぶもの。これからいつ自分のライフプランが変わるのか分からないので、最後までしっかり返済できるのか不安ですよね。そんな時は、ファイナンシャルプランナーと返済シミュレーションをしっかりしておきましょう!

<こんな質問ができると安心!>
・毎月の返済額は諸費用込みでいくらになる?
・どのように節税対策したらいい?

③今後のライフプランについて

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住宅を購入するというのは大きな人生での決断。これからの人生も含めてお金のやりくりに不安や疑問があれば、ファイナンシャルプランナーに相談することが可能です!

<こんな質問ができると安心!>
・ローンを組むことによって家計にどんな影響が出る?
・今の家計の内容で見直しができるところはある?
・今後ライフプランが変わった場合にすべきことは?

相談前に準備しておくことや必要書類

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住宅ローンについて専門家に相談することは大切なことですが、何の準備もしないまま相談に行ってしまうと、要望をしっかりと伝えられずに終わってしまうかもしれません。
そこで、相談する際に準備しておくことや必要書類をご紹介します。

CASE①【まだ購入を決めていない場合】
・年収がわかるもの
・現在組んでいるローンの明細
・健康保険証

年収に応じた借入額の目安を教えてもらうために、源泉徴収票や確定申告書を持参しましょう。また、勤続年数もローンを組む上で欠かせない要素であるため、しっかり勤続年数を申告できるようにしておきましょう。また、何かローンを組んでいる場合は、その明細を持っておく方が良いでしょう。

CASE②【購入を決めている場合】
・購入する物件の概要
・物件の価値を示すもの

購入する物件が決まっている場合はその情報をもとに融資を検討するため、パンフレットなど物件の概要がわかるものと、価値を示す書類などを用意するようにしましょう。

【自身の悩みに合ったプロに相談してみよう】

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住宅ローンについてご説明してきましたが、全てを自分で検討することは難しいですよね。
住宅ローンは種類も多く、専門家に相談することが大切です。

相談先はご自身の悩みによって異なります。
ご紹介した内容を参考に金融機関やFPなど、信頼できる相手に相談をしてみましょう。