【RICHY#004】リスクを取らないことこそが、リスク

2019年1月29日 更新 コラム
【RICHY#004】リスクを取らないことこそが、リスク

実は身近に潜むRICHY

「え、この人、意外に資産持ってる?!」そんな人があなたの周りにもいませんか?

ブランド品で全身コーディネートしているわけでもない。フェラーリのようなスポーツカーで街を爆走しているわけでもない。普通の人に見えるのに、実はまあまあの資産持ち。

この企画では、そんな隠れRICHYに、お金と付き合うノウハウやお金に関する哲学を取材します!

[RICHY#004]のプロフィール

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今回ご紹介するRICHYは、大手広告代理店に長年勤め、大きなチームを率いているFさん。

お勤めの企業:一部上場企業
業種:広告業
役職:部長
年齢:40代後半
年収:2,000万円
資産規模:2億円
家族構成:妻・子供2人
住居形態・エリア:都内で一軒家暮らし

気になる!Fさん流・資産運用術

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資産運用を始めたきっかけは?

数年前に親が保有していたワンルームマンションを相続したことがキッカケでした。都内にワンルームマンションを2部屋分、父親が所有していたんですね。

彼が亡くなった時に長男である自分が相続したんですが、その時まったく不動産投資の知識もなかったので、急いで色んな人や銀行から情報を集めました。
そこで知識を蓄えて、今は自分で投資用の不動産を買い足して運用しています。

資産のポートフォリオは?

資産のポートフォリオ(※)は、不動産が70%と株式20%、キャッシュが10%です。
※現金、預金、株式、債券、不動産など、投資家が保有している金融商品の一覧や、その組み合わせの内容

不動産投資を始めた際に、株も始めましたが、節税効果の高い不動産投資に一番重きを置いてますね。

RICHY流・お金の哲学

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リスクを受け入れられれば育てられる。それがお金。

貯金していてもお金は育たないので、お金は眠らさずに働かせること。
月並みな言い方かもしれませんが、それが僕のお金に関する哲学です。

さらに言うと、リスクを受け入れることで育てていけるのがお金だと思っています。
投資をしていれば元本が目減りしてしまうことも普通にありますが、その分勉強になる。知識がつく。

ちゃんとリスクを取って、時には血を流しながら学んでいくことが大事だと思ってるんです。

会社や肩書きにぶら下がっている自分が一番リスク

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ちなみに、投資しなくても、僕のように新卒からずっと同じ会社に居続けて役職や高い肩書きをもらい、月収を上げていく方法もあります。でも僕にとっては、長く同じ場所に留まることリスクもあるなって思ったんですよ。

僕が今の仕事に就いた理由は、「日本を沸かせる何かを作る」ということをしたかったから。

でも今の肩書きになった時に、管理職としてマネジメントや経営に関するミッションを負うようになって、「日本を沸かせる」という感覚からどんどん自分の仕事が離れていくなと感じたんですよね。

肩書きと引き換えに、自分が本当にやりたいこととは異なる仕事をする。
それだと働く意味が感じられないし、リスクだと思ったんですよね。

だから、いつでも独り立ちできる準備をしておきたい

肩書きがあっても、月収がある程度高くても、自分の仕事に生きがいを見出せなくなってしまったら、潔く独立しようと思ってるんです。

そのためにも会社からの給与だけでなく、しっかり資産運用をすることが大事だなと。

あと、株式投資をしていると世の中の動きや経済の仕組みがわかってくるので、いつかくるかもしれない独立の時に役立つのではないかなと思っています。

RICHYとして生きていく

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RICHYになって良かったこと・困ったこと。

子供の教育や車など、これからの人生に必要なものがあった時、すぐに「購入する」という判断できるようになったことですね。

前は、どこが安いか、どれがお得かなどを調べるのに結構時間をかけて慎重に判断してたんですが、資産を持つようになって心に余裕ができたら、意思決定のスピードが速くなりましたね。

その結果、その時間を別のことに当てることが出来るようになったので、人生の効率が上がったなと感じています。
一方で、資産を持つことと引き換えに、働けなくなった時のリスクがグッと高まりました。

今ある不動産資産のローンは、自分が死んでしまえばその後ローンを返す必要は無くなりますが、「働けないし死ねない」という事態になった時が一番恐いです。

もちろん、働けなくなることに対してのリスクヘッジ方法もあるのですが、コストが積み上がるので何も対策してないんですよ。

だから、働けなくなるくらいだったら、ころっと死にたいですね。
多分、嫁も同じこと思ってると思います(笑)。

RICHYであっても、ずっと現場の人間でいたい

僕にとって最大の幸せって、贅沢することじゃなくて、「仲間と打ち上げをする」こと。

仕事のメンバーでもいいし、趣味でやってるサッカー仲間でもいいし、学生時代の友達など、同じ時間や感情を分かち合った仲間と、思い切り飲むのがいちばんの癒しです。

だから、僕は仕事でもプライベートでも現場を離れたくない。一緒に仲間と泥臭く汗水垂らして同じ苦しみや喜びを共有していきたいと思っています。