資産運用を始めたい方必見!資産運用とは何か種類や方法を紹介!

2019年1月21日 更新 資産運用
資産運用を始めたい方必見!資産運用とは何か種類や方法を紹介!

大切なお金、どう使う?

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資産運用に興味があって、始めてみたい。だけどどう始めればいいのか、そもそもどんなものがあるのか分からなくてなかなかチャレンジできないという方は少なくありません。ここでは、資産運用とはどのようなものか、その種類や運用方法についてご紹介します。

リスクは少ないが利益も少ない「預金系資産運用」

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まず、預金系資産運用についてご紹介します。
銀行預金は元本が保証されている(※)ので、初めての資産運用でも安心です。しかし、金利が大きくないので、相当な金額を預金しないと利益は微々たるものとなるでしょう。

※銀行が加盟している「預金保険制度」により、万が一銀行が破綻しても元本とその利息は保証されることが決まっています。しかし2002年4月よりその額は、1つの銀行において1預金者あたり1,000万円までとなりました。

同様に外貨預金も元本保証がされており、わずかながら金利を得ることができます。また、「為替差益」を得ることが期待できるのも特徴です。

為替差益とは、例えば1ドルが日本円で100円の時に、10,000円を100ドルに換金しアメリカの銀行に預けたとしましょう。

その後、円高で1ドルが120円になった時に、その預金を日本円に変えたら12,000円になります。(ここでは手数料等の計算は省きます)

このように、元本が為替の動きによって増えることを「為替差益」と呼ぶのです。

ただし、逆も然り。円安で1ドルが80円になってしまったら、あなたの100ドルは日本円で8,000円になってしまいます。

100ドルという外貨での元本は保証されても、円に換金した時に10,000円が8,000円になってしまうなど、損をするリスクがあるわけです。

個人でも購入可能!債権系資産運用

個人が購入する債権としては、個人向け国債や外貨債券があります。

個人向け国債は、日本政府が発行する債券であり、保有していると年2回の利息がもらえます。さらに、1年、3年や5年などの満期まで保有しておくと、投資した債権額がそのまま戻ってくるという保証があります。
ただし、利息自体がそれほど高くなく、基本的には途中解約できません。できたとしても直近2回分の利子を返済する必要があります。

外貨債券では、日本よりも高い利息の債権を保有することができます。さらに為替差益には税金がかからないというメリットがあるのも特徴です。
しかし、為替差が損となってしまった場合には、損失が大きくなるリスクがあるでしょう。

ハイリスクハイリターンの場合もある投資系資産運用

大きな利益を得たいのであれば、多少のリスクを負ったとしても、投資系資産運用がおすすめです。

不動産投資 

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不動産投資とは、所有している不動産をもとに家賃収入や売買差により利益を出す方法です。

不動産投資のメリットは、

・他人の資本(銀行のローン)を活用して投資ができること
・株などのペーパー資産と比べて価値変動が緩やかであること
・一定期間は所得税・住民税の節税対策ができること
・相続する際にかかる贈与税・相続税の節税ができること

などが挙げられます。

ただし、立地や価格によって損をしてしまう、人口減少エリアでは空室リスクが高く家賃収入が安定しないなどのデメリットも。さらに、築年数が経過すると価値が大幅に低下するので、売るタイミングをしっかり見極めるのが重要になるでしょう。

ちなみに、直接物件を購入しなくても、J-REITが提供する不動産投資信託を購入して、間接的に不動産投資をすることも可能です。資産額が少なくても始められる、市場で自由に売買できるなどのメリットがありますが、リターンは少なくなる傾向があります。

また、最近では不動産投資のクラウドファンディングといって、一口数万円から不動産投資ができるサービスもあります。

不動産投資に関して、もっと詳しく知りたい!という方は是非以下の記事もご覧ください。

投資信託

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投資信託は、資産運用を投資のプロに依頼する方法です。
資産を預けて投資をしてもらい、利益が出ると投資金に合わせて利益が分配されます。

投資信託のメリットは、

・1口100円からなど少額で投資を始められること
・投資の専門家に投資先の選定や運用を任せられること
・その専門家が複数の商品に分散投資をしてくれるのでリスクヘッジができること

という3点が挙げられます。

一方、元本割れしてしまう可能性があり、さらに運用手数料がかかるというのが投資信託のデメリットです。

株式投資

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企業が発行する株式を購入して、売買の価格差で利益を出す方法が株式投資です。
また、株主優待などによって、自社商品や商品券などをもらえる会社もあります。

株価の動きによっては、大きく利益を出せる一方で、損失が大きくなるケースもあります。

金投資

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金投資では、金貨やのべ棒などを購入して、購入と売却の価格差で利益を出します。
不動産投資と同様に実物資産なので、金融不安時でも価値が保たれやすいことが特徴ですが、盗難のリスクがあるだけでなく、時として価格が大きく上下することもあります。

FX取引

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FX取引は、高金利の他国通貨を購入することで、スワップポイント(※)による利益や、為替差を利用して売買差益を出すことができます。

※低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うことにより生じる金利差のこと。

レバレッジを活用することで、手持ち以上の資金を運用して大きく利益を出すことも可能です。
しかし、手持ち以上の資金を使うということは、為替相場が乱れた場合に、大きな損失を受けるリスクがあることを忘れてはいけません。

先物取引

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先物取引は、商品を、未来の特定の日に予め決めた価格で取引することを指します。

メリットとしては、価格変動がある商品を予め取り決めた価格で取引ができるので、何かしらの理由で大きく価格が上がっても損をしないという点。

一方で、予め決めた取引額よりもその商品の価格が下がったとしても、取引額を変更することができないのはデメリットとなります。

大切な資産。ポイントを押さえて賢く運用を

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利益は少なくても、リスクをできるだけ低くしたい場合は、預金系資産運用や債権系資産運用がおすすめです。

一方で、短期間でもある程度の利益が欲しいと考えるのであれば、多少のリスクを負ったとしても投資系資産運用をしていく必要があるでしょう。
ただし、どのような状況で利益が出るのか、損が出てしまうのかについてしっかりリスクを把握しておく必要があります。

また、資産全額を投入するのではなく、万が一なくなっても安心できるような額から始めてみるとよいでしょう。